今日は勉強は裏切らないというお話です。

2002年にノーベル経済学賞を受賞したアメリカのダニエル・カーネマンは幸福の捉え方には2つの要素があるといっています。
その二つは「経験の自己」と「記憶の自己」です。
それぞれ幸福に対しての捉え方が異なるというのです。
■経験の自己=今を楽しむことによって得られる幸福感
■記憶の自己=苦しいことを経験しながら、振り返ってみると「あれやってよかった」と感じられる満足感がもたらす幸福感

どちらがより幸福なのか?
振り返った時に楽しかったと継続的に幸福を感じられるのは、2つ目の「記憶の自己」が捉える幸福感だといわれています。
時間が経って振り返った時に「あの時は大変だっとけど今考えるといい経験になった」と思えるほうが脳はより幸せを感じるのです。

一つ例を例えると、登山や、マラソンがそうです。
未経験の人からしたら、「あんなしんどい思いをして、何が楽しいんだろう?」と思うはずです。
しかし、あの苦労の後に得られる満足感は経験したことのある人にしかわからない、最高の幸福感なのでしょう。

そして学生がその幸福感を得るために頑張らないといけないのは勉強です。
その苦しくて、嫌で、大変な勉強を頑張った先には必ず幸福感を得ることができます。
勉強は決して裏切りません。
それを決して忘れてはいけません。