今日はある理論についてお話致します。

題名の通り「学習性無力感」です。
学習無力感とは、アメリカの学者が提唱した理論です。
どんな実験を行ったかというと下記のとおりです。

電気ショックの流れる部屋に2匹の犬を入れます。
Aにはスイッチを押すと電流が止まる部屋、Bには何をしても電流が止まらない部屋です。

結果がどうなったかというと、Aの部屋の犬はスイッチを押すと電流が止まることを理解して、
積極的にスイッチを押すようになりました。
Bの部屋の犬は何をやっても電流が止まらないので、最終的に何もしなくなりました。

さらに次に2匹の犬を仕切りを飛び越えるだけで電流から逃れられる部屋に移したところ、
Aの犬は早々に仕切りを飛び越えますが、
Bの犬は何をやっても結果が変わらないことを学習したせいで、何も行動を起こしませんでした。
このことを「学習性無力感」といいます。

これは人間にも当てはまると立証されています。
「自分が動けば何かが変わる」と思いながら日々行動する人と、「自分は何をしても何も変わらない」と
思いながら行動する人では差がつくのは当然です。
勉強で当てはめると自分が勉強したらテストの点数が上がると思う人と、
勉強しても点数が上がらないと思う人では差がつくということです。

絶対に前者でなければなりません。